山梨県賃貸情報ブログ・スタッフブログ
最近日本人の知り合いから中国の不動産は「70年しか持てないの?」とよく質問されます。
実は中国の土地制度には日本とは大きな違いがあります。
日本では土地を購入すれば「永久所有権」として代々引き継ぐことができますが、中国では土地そのものは国家や農村集体の所有であり、個人や企業は土地を「所有」するのではなく「使用権」を政府から得る形になっています。
住宅用地は70年、工業用地は50年、商業用地は40年と定められており、これがいわゆる「70年の権利」の意味です。では70年経ったら家はどうなるのか?と心配する方が多いのですが、住宅に関しては法律や政策で「自動的に更新される」とされており、所有者が突然土地を失うことはありません。
つまり、中国で住宅を購入するということは「建物の所有権」と「土地の70年使用権」をセットで得ることを意味し、土地が国家に属しているため都市計画やインフラ整備が迅速に進みやすく、また政府の管理下で一定の公平性が保たれやすい点が挙げられます。
更新日時 : 2025年09月28日 | この記事へのリンク :